Chieko'sニセコだより

羊蹄山麓に住む主婦。色鉛筆で描く気まゝな絵日記。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

雪のくる前にと庭の小菊を摘んで卓上に置いた。ふうっといい香りが流れてくる。 小菊

鱗片の重なりが美しいゆり根を1片ずつ剥がして塩茹でしたものをマヨネーズで食べるのが好きだ。 ゆり根

湿った重たい雪が積もり、今も降り続き、前の木立が白くかすんで見える。キンカンの青い種を取り出し、そのまま食べた。皮に苦味があるけれどおいしい。「キンカン塗って又塗って」のCMソングが口をついて出てきた。 キンカン

降った雪もすっかり解けて小春日和の穏やかな日になる。先日、小川原脩記念美術館へ麓彩会展を観に行ってきた。ロービーに細工したローソクが置いてあり、買い求めた。花弁の重なりがきれいで、火を灯すのをためらう。 ローソク

雪のちらつく寒い日のなる。こんな日は、ストーブを背にして毛糸の編み棒を動かしているのがいい。外の景色に、時々目を休ませたりする。草木染めの毛を紡いだのがひとかせあったので、10年振りくらいに編んでみた。勝手に手が動いて靴下カバーを編み上げた…

ニセコ高校の生徒さんが作ったというサツマイモは、大きく育っている。昼食に手打ち蕎麦を したので、これをてんぷらにして食した。昨日の暴風雨は収まって、初冬の日差しがまぶしい。 サツマイモ

大ぶりのしっかりした津軽リンゴが届いた。「王林」「名月」とレッテルが貼ってあった。うすみどり色の表皮がうつくしく甘い香りがする。今日で3日間、雪が降り続いている。向かいのトドマツは重たい雪をどっさりと乗せ枝がしなっている。 津軽リンゴ

向かいの家の屋根は白くなり、うらの雑木林は、枝の先まで雪を置き景色がいっぺんに変わった。今も雪は降り続いている。これが根雪になるだろう。手間をかけた干し柿が自慢したくなるくらい上手に出来た。おいしいね!と食べている。 干し柿

台所の窓は北向きで、目の前の雑木林を見ながら食事支度をしている。日暮れの早いこの頃は、あかりをつけると暗い林からフユシャクが飛んできて窓ガラスにへばりつく。小さくて羽が透き通るように美しい蛾で、じっとして動かない。 フユシャク

夜中に雨の音を聞いたが、起きたときには止んでいた。暖かい朝で、帽子や手袋をつけずに尻別川まで歩いてきた。川は濁っていた。橋を渡った先の草地にヒメジョオンが咲いていた。雪の降った日もあり、霜の降りた日もあったのに、その強い生命力には驚く。 ヒ…

朝6時半の羊蹄山。強い霜が降りていた。 羊蹄山

一日おいて今日は、暖かくて青空が高い。紐で括った柿を外に干す。かなり実がほぐれ乾いてきたので、いい干し柿の仕上がりになるだろう。玄関にカボチャがある、ポタージュを作ることにしよう。 カボチャ

家のまわりは落ち葉で埋もれている。ミズナラやイタヤカエデにシラカバがほとんどで、これからは、カラマツの落葉がはじまる。濡れた葉の乾くのを待って掃くことにする。部屋の暖かさにカメムシが這い出してくる。原田マハ「黒い絵」を読み出す。文化の日。 …

月のはじまりの日は雨。家の前の樹木が霞んで見える。わりあい暖かい日が続いているので、芝生の緑の間からタンポポモドキが花をつけている。まるで、春がきたようでうれしくなる。 「だんだんに一年早し日短か」桑原三郎 タンポポモドキ