Chieko'sニセコだより

羊蹄山麓に住む主婦。色鉛筆で描く気まゝな絵日記。

2021-01-01から1年間の記事一覧

新しい年を迎えるため、玄関ドア用に、小さな門松を作った。 一年の締めくくりの月で、この絵日記はNo.300になった。一ヶ月毎にまとめているので、随分と年数を重ねたことになる。さらなる新しい日々を大切に過ごしていきたいと思う。 門松

夜明け前の空には、半月が浮かんでいた。明けはじめると、木々のすき間から真っ赤に焼けた空が見えた。明るくなるにつけ、朝焼けはおさまり、雪雲に覆われた。寒風の中で育った元気のいいホウレンソウを買う。あくが強そうだ。 ホウレンソウ

今年も矢切葱が届いた。早速、この太くて長い見事な葱を焼いた。焼きたてを輪切りにし、ひと皮むいて生醤油で食べた。甘くて柔らかくてお酒がすすむ。今日も終日雪が降る。 矢切葱

空気をきれいにするという、観葉植物の鉢植えを長万部の蕎麦打ち名人が、蕎麦に添えて持ってきてくれた。大きな鉢で一人では動かすのも大変だった。サンスベリアという優しい香りの白い花が、茎を長く伸ばして咲くという。水をやりながら「早く花を見せてよ…

家の前のトドマツは、枝にたっぷり雪をのせてクリスマスツリーのように素敵に見える。玄関のドアに、この松の枝を挿してリースを作った。クリスマスの日を待っているのは、かわいいサンタの帽子をかぶったワインがあるからで、アリゾナに住む友人からは、美…

ディズニーキャラクターのマカロニをさつきさんから貰った。早速、ソーセージ入りでじゃがいもとマカロニのスープにした。体が温まっておいしかった。うさぎやミッキーがいてかわいい。 マカロニ

湿った雪がどっさり積もっていた。玄関まわりだけは手ではねて、あとは、機械にまかせる。雪とは縁のない愛媛のみかんが届いた。箱を空けると、オレンジ色が溢れた。 町の図書室から本を借りてきた。福井県立図書館で発刊した「100万回死んだねこ 覚え違いタ…

本棚を整理していて、隙間にけん玉を見つけた。もう40年以前に買ったもので、他にも、ベイゴマ、だるま落としなどがあった。木製で単純な遊びが面白かった。けん玉を皿にのせたり、けん先に差しこむことも出来たが、今は、大皿にのせることも出来ない。

伊達に住む和ちゃんからお茶うけにと菓子をもらった。地元の、やきがしこりんごさんのもので、こんもりした木のレーズンサブレーが、いい色に焼き上がっていた。 サブレー

イギリスの詩人ウイリアム・ブレイクの長い詩「無垢の予兆」最初の四行 一粒の砂に世界を見 一輪の野の花に展を見る。 汝の掌に無限を捉え 一時の中に永遠を見よ。 この中の「野の花に天を見る」が心に深く沁みた。 午後3時半の羊蹄山はピンクに染まった。 …

1メートルをこすようなサンスベリアの鉢から下草が萌え出て花をつけた。野に見るハート型の葉がかわいいカタバミだ。種子が土の中で眠っていたのか、それとも、どこかから飛んできたのだろうか、謎だ。丁度、北海道新聞の連載小説の題名が「かたばみ」だった…

工芸茶キンセンカの丸い玉をポットに入れ熱湯を注ぐと、ゆっくり花がほどけて大きく開いた。このお茶を飲んだあとは水中花として、卓上に飾って置いた。 水中花

お酒が飲みたくなるような「さーもんちっぷ」が手許のあって、パリとした食感を楽しんでいる。天然鮭をスライスしてあっさり味の燻製にしたものだという。その他にも、チーズと組み合わせたり、ソーセージにしたものもあって、それぞれの味が楽しめる。 今朝…

隣町の真狩村は、ゆり根の産地で、友人が大きなゆり根を持ってきてくれた。鱗片の大きいのは。てんぷらにして、小さいのは三つ葉やエビとでかき揚げにして食べようかと、考えるのも楽しい。 ゆり根

10日ほど前に買ったパイナップルを卓上に置いて熟れるのを待っている。傍に行くと甘い香りがしてきたので食べ頃かも知れない。フィリピンのぎらつく太陽のもとで育ったんだろうなぁと思う。昨日の雨で消えた雪が、ひと晩の吹雪で、白い風景に一変した。今も…

12月に入った朝は、雨だった。音を立てて降る雨は、家の前の雪をとかし地面が現れていた。午後には、雨もやみ柔らかい日ざしが部屋の奥まで差しこんだ。先月に鉢を変えたゼラニュームが、かんざしの様な花房を7本立ち上げて見応えがある。 ゼラニューム

白いニセコアンヌプリが、青い空にくっきりと稜線を見せている。ひさしぶりの太陽がまぶしい。ヒラフのスキー場も、次々と営業をはじめるという。 ニセコアンヌプリ

明け前の暗い空に半月が浮かんでいた。月見が出来ると思っていなかったので、うれしかった。半時もすると月は消え雪がちらついてきた。 下弦の月

いつまでも外が暗いので、朝の目覚めが日毎におそくなる。ねぼけ眼で外を見ると、ポストの上に雪がどっさり乗っていた。身仕舞いをして、まずはポストまで新聞をとりに行く。玄関の階段の雪をはね、膝まである雪をかきわけポストに辿り着いたが、新聞は入って…

雪が降っては雨に変わり又雪になりの、くり返しの日々が続いている。まだ、それ程の寒さではないが、暗い空を見上げていると、心さびしい気持ちになる。道路沿いにセイタカアワダチソウの群生しているところがあり、実をつけた穂が飛ばされもせず泡立ってみ…

寒さが加わると、キャベツや白菜が甘味を増しておいしい。カボスとユズがあるので、皮はすりおろし実は搾って白菜鍋の薬味にした。香りと酸味で、おいしさが倍増して食がすすむ。 カボスとユズ

岩木山の麓でリンゴを作っている人の「みっぱより味さけぱてらだ」という添え書きのある紅玉リンゴが手に入った。酸味が強いのでジャムにした。ストーブの上で煮つめたら部屋中に甘い香りがただよい、きれいな色に仕上がった。 リンゴ

窓ぎわに置いたゼラニュームが大きく立ち上がり花をたくさんつけた。鉢が窮屈そうなので、ホーマックで花鉢9号を買ってきた。大きすぎたかなと思ったけれど「大は小を兼ねる」とも言うからいいか、でも重たい。うらの腐葉土を掘って移しかえたが、見るからに…

シロヤマブキの葉は色が抜けて淡黄色となり、それなりに美しい。よく見ると、葉のうらに黒くて丸い実をつけていた。朝から降っていたみぞれまじりの雨がやんで、雲間から太陽がさしてきた、まぶしい。 シロヤマブキ

冷凍のカレイを前の日に冷凍庫から出し一晩吊しておく。丁度いいぐあいに干せたので焼くとおいしい。干物の中でもカレイが好きだ。 カレイ

うらの雑木林は、ミズナラやシラカバにカラマツなどが主で、下草はササ薮なっている。昨日までの雨と風で木の葉をきれいに落とし光を通して明るい。吹きだまった落ち葉の始末をしていると、ササにからまったツルリンドウの赤い実を見つけた。 ツルリンドウ

軒下の雪晃木が白いマシュマロのような実をたくさんつけている。スノーベリーともいわれている。八海山の白い陶器に入っていた日本酒は、おいしくいただき、かわいいスノーベリーを活けてみた。 雪晃木

一昨日、札幌の近代美術館へ、北口さつきさんの絵画を見に行ってきた。展示室の壁一面に300号の日本画が掛かっていて、圧巻だった。館の前庭にはドウダンツツジが真っ赤にもえ、通りの並木は、プラタナスの落ち葉が雨に濡れていた。 プラタナス

11.8 十勝の農産物が届いた。メークインやタマネギにカボチャと豆類が あって、ゆたかな気持ちで冬を迎えることが出来る。 タマネギ メークイン

家のまわりのカラマツ林は、くすんだ晩秋の風景の中で、朝陽や夕陽を浴びて黄金色に輝く。針のような松葉が降るように散り急ぐ。 カラマツ林