Chieko'sニセコだより

羊蹄山麓に住む主婦。色鉛筆で描く気まゝな絵日記。

2023-02-01から1ヶ月間の記事一覧

お気に入りの竹籠がもうひとつある。雪の季節に濡れた手袋や帽子を乾かすのに、天井から吊してある。この町に籠編みの名人がいて、特注したもので、40年以上使っている。 竹籠

ギャラリーへ仕事の打ち合わせに、隣に住むアーロンが、雑誌の編集者のイギリス女性を伴って訪れた。京都に住んでいるということで、手土産に生八ッ橋をいただいた。いかにも京都人らしい心遣いに感心した。 生八ッ橋

今月に入ってはじめて朝焼けのニセコアンヌプリを見た。 昨日、小さな雛をを飾った。 ニセコアンヌプリ

地元でとれる根曲がり竹の手籠は、じゃがいも掘りの時の拾い籠だったという。ここに住みはじめた頃に、じゃがいもごと籠を貰い、今でも小物入れに使っている。 根曲がり竹の手籠

忘れた頃にたいやきくんが やってくる。 鯛焼き

イタリアのオリーブオイルをつけながらじゃがいもの角切りが入ったパンを食べた。素朴な味がした。 オリーブオイルとパン

マーちゃんが春を持ってきた。 福寿草

灰白色の空から細かい雪が落ちてくる。向かいの木立は降りかかる雪を枝先まで乗せている。この白い烟ったような景色が好きで、あかずに眺めている。

バレンタインの日にすてきなチョコレートが届いた。チョコレートの皿に新鮮な大きなイチゴがのっている。どのように作ったのかしらと考えてしまう。ニューヨークに永く住んでいる友だちがいて、アメリカでは、男性が女性にプレゼントをするという。どうして…

昨日の午後、小川原脩記念美術館へ行き、戦地スケッチ展を観てきた。ついでに、しばらくぶりに風土館に寄った。2階の奥に、哺乳類の剥製を配したジオラマがあって、圧巻だった。チケットの青い空にみどりの葉がいいなあと思った。更に足をのばして、ニセコ町…

朝6時の空には、おぼろ月が浮かんでいた。月の輪もおぼろげだった。空気は冷たくすべては凍っているが、月は優しく暖かく感じられた。芸術新潮の2月号はエゴンシーレの特集で、掲載されている絵画を眺めていると、胸が痛くなり涙がにじんだ。 月の輪

伊達のパン屋さんの焼きたてを和ちゃんが持ってきてくれた。丸いパンには、ドライイチジクとチーズが入っていて、おいしかった。窓辺の胡蝶蘭のつぼみが、そろっと口をあけた。 パン

早朝に、林の間を雪をけるようにして走るエゾリスを、台所の窓から見た。ふさふさした尾がなびいていた。 エゾリス

砥部焼、女の子の呼び鈴は、裾をめくれば黄色い糸に玉が下がっている。振るとチリンという音がするけれど、ドアストッパーとして床に置いてある。通る度にかわいいなと思う。今朝は、夜中に降った雪が、すごく積もっていた。裏の積雪計は、2メートルを超えた…

裏窓から見えるミズナラの大木は、2階の屋根にかぶさるように枝を伸ばしている。張り出した下枝の先に冬芽がついている。まだ芽はかたく雪に晒されている。立春とはいえ、春は遠い。 ミズナラ

南南東に向かって恵方巻を食べる。その方向を見ると、細かい粉のような雪が降っている。白い太陽が薄い雲を透してみえた。 恵方巻

先週の雪が少し落ち着いた日に、裏の雑木林をスキーで歩いてきた。キツネの足跡のほかには何もなく、下枝をかいくぐりながら沢の様子を見た。水の流れは、雪に埋もれて水音も聞こえなかった。 スキー用具