Chieko'sニセコだより

羊蹄山麓に住む主婦。色鉛筆で描く気まゝな絵日記。

2021-01-01から1ヶ月間の記事一覧

どんどん積もるばかりだった雪がやっとおさまり、今までの降り方を忘れたように静まった。雪がしまってきたので、スキーを履いてうらの林を抜け沢水伝いに上流へ向かった。夏の笹藪も平面になり、キタキツネやエゾリスの足跡だけが残っていた。白樺にからま…

午前中は、晴れたかと思えば雪が降り出したりをくり返していたが、。午後は、うすい雲を透して日ざしが安定した。今年の積雪はかなりなもので、庭の大きなイタヤカエデが雪に埋もれ枝先が目の前にある。冬芽が赤味を帯びふくらんで見える。 イタヤカエデ

駅前のレストランで、昼食をとった。鹿肉ステーキの上に食べられる可愛い花が飾ってあった。付け合わせの焼タマネギやじゃがいも、ブロッコリーなどの美しい一皿だった。花の名前はサクラソウ、食べるには惜しいので、持ち帰り小皿に水を張って浮かべた。 サ…

晩酌の楽しみがふえた。この前の誕生日に贈られた名入りのカットグラスで飲むと、酒の味が更においしく思えるからだ。魚を焼いたり、味噌汁の具を刻んだりの合間にグラスの酒をくぃと飲み、食卓に並べておかずをつまむ。テレビでは相撲の取り組みをやってい…

快晴の朝、青い空にニセコアンヌプリがたおやかな姿を見せていた。しかし、次第に雲が湧き出していまは、うすい雲を透して太陽がにぶくひかっている。 リディア・パイン「ホンモノの偽物」を読みはじめた。偽物コレクション競売の話とか、ウォーホルが死んだ…

かっと照りつけるような太陽が恋しくて、パイナップルを買った。互生した葉が立派なので、窓辺に置いて眺めている。 パイナップル

生のバラの花よりも花びらの重なりが多く美しく仕上げた造り花を卓上に置き、無聊を慰めている。今日も吹雪。 造り花

動物の形かなと思うような安全ピンをさやかさんが贈ってくれた。一筆書き出来そうな単純さが面白い。曇り時々晴れの、この頃にしては珍しくいい天気になる。2・3日続いてほしいが、もう夕方にはくずれるらしい。 安全ピン

大雪の中での90回目の誕生日をむかえた。私の生まれは、十勝の寒さきびしい所だった。ここも、冷える日が多いが風邪もひかず元気で過ごしていられてさいわいだ。和ちゃんからバースディケーキが届いた。二艘の船がフルーツをいっぱい積んでいるようでうれし…

私の誕生日が近いこともあって、さいたまに住む娘から優しい色をしているアーカーシャ・マーラーが送られてきた。身につけたり傍に置いておくだけでも体によいという。アーカーシャ・ギリが108回のマントラを唱えながら制作したという。 アーカーシャ・マー…

昨日は今年初めて、美術館友の会の集まりがあって出かけた。マスクをかけておめでとうの挨拶を交わす。新年度の会員カードに使う絵を画集を見ながら検討する。美術館の前庭にはツリバナの木が4本あって、雪に埋もれていた。枯れた果実を付けている枝があった…

千葉の味シメジと北海道のシメジはかさの形が違うけれど、味は同じだった。寒い時は鍋をかこむのがよくて、いろいろなきのこを入れて味を楽しんでいる。昨日は、思いがけなく日差しがあって穏やかな日だったが、今日は、後半には大荒れが待ちうけているらし…

物置から歩くスキーの板を出してきた。うらの雑木林を抜けて、沢水に沿って上流の湧き水地までスキーを滑らせてみようと思う。しかし、この毎日のように降る雪を漕いでいくのは大変なので、落ち着くのを待とう。 ストック

エスティデザインが「minamo」の写真をプリントしたスカーフを作った。薄手のシルク布地なので、かさばらずに手ざわりがしっとりしている。自分のためのおしゃれを楽しむことにしよう。 スカーフ

小樽の味噌餅を食べる。味噌の味と中に入っているクルミとで、焼き上げるととても香ばしい。二つ三つと食べてしまう。毎晩、各地の銘酒を飲んで、いい正月を過ごした。どうも、体の肉づきがよくなったみたいだ。 味噌餅

蜜柑と林檎

1.3 正月の三日目は吹雪の一日となる。これまでゝ、一冬分の雪が降ったような感じがする。道路からの入口は、雪の壁が身長より高く積み上がった。「楽観的蜜柑と思索的林檎」神野紗希の俳句がある。私はどちらかなとテーブルのリンゴとミカンを眺めている。…

朝の月

1.2 午前4時の中空には少し欠けた月があった。風もなく、しんと静まった白い光景をしばらく眺めていた。縁起のいい初夢「一富士二鷹三茄子」を見たいと思っていたが、見た夢はおぼろげで違っていた。村上春樹の本に「夢を見るために毎朝ぼくは目覚めるのです…