Chieko'sニセコだより

羊蹄山麓に住む主婦。色鉛筆で描く気まゝな絵日記。

2023-01-01から1年間の記事一覧

庭の松の枝を折ってきて松飾りを作った。この秋に収穫した国岡米の稲穂を 一把使い何とかまとめ上げた。指先で紙をよじって紙縒りを作ったのは、何年ぶりかのことだった。 松飾り

新しいSOUSOUのつっかけた足袋は、おそろいにした。一年中朝から晩まで、履き心地がいいので愛用していて、指先が破れても繕ったりしていた。底のゴムが厚いので安定感がある。今日も雪が降る。積雪は、1メートルを超えたと思う。 つっかけ足袋

心待ちにしていた矢切のねぎを尚さんが送ってくれた。ふかふかした土の中で太くなったねぎを、網焼きにして食べた。今日は、クリスマスイブで友人がサンタクロースの動画を送ってくれた。 矢切のねぎ

ここまで長く歳を重ねると同年代の友だちがいない。「いつまで生きていけるのかね」とか「耳の聞こえが悪くなってね」などと、うなづきあえないのがさびしい。しかし、若い友だちがたくさんいて、こんなにかわいい 巾着袋をもらえるのがうれしい。なかに、イ…

冷凍のシシャモを串に刺して窓辺に吊した。翌日、丁度いい具合に干せたので、焼いたのを頭から丸かじりした。カルシュームで骨が丈夫になるかなと思う。今日も雪が降り真冬日が続く。「着脹れてなんだかめんどり気分」正木ゆう子 シシャモ

ともだちの焼いたパンを昼食にとる。ブルーベリージャムも、ともだちの手作りの物で、吉田兼好は良き友の条件の最初に「物をくれる友」をあげている。すばらしい友にかこまれて、幸せな日々を感じている。気温が氷点下のまゝ、吹雪の合間に白い太陽が見えか…

わが家の食器棚に新しいお皿が加わった。玉川豊男の絵をあしらったもので、トマトの絵にあわせて本物のトマトを盛ったら、すごく賑やかになるだろう。 絵皿

昨夜はニセコ町の「なごみ」へスコップ三味線の演奏を聴きに行ってきた。スコップの裏側を栓抜きで打ち付けながらの津軽じょんがら節は迫力があった。記念にとくさんは、サイン入りの金色スコップを買った。 スコップ三味線

昨日に続いて今日も細かい雪が降っているが、積もるほどでもない。庭のアジサイの芽は、緩い寒気に少しふくらんでいるように見える。今日は、正月事始めの日なので、天井の煤払いをした。 アジサイの芽

千葉のせっちゃんがギンナンを送ってくれたので、殻と薄皮をむいて炊き込みご飯を作った。FAF工房で焼いた大ぶりの茶碗にふわっと盛った。ギンナンがふっくらと柔らかかった。 炊き込みご飯

備えあれば憂いなしというわけで湯たんぽを用意した。きびしい冬の夜に抱いて眠ろう。 湯たんぽ

寒キャベツの大玉を買ったので、お好み焼きを作った。溶けた粉に刻んだキャベツを混ぜあわせ、ベーコンと卵を落として両面を焼いた。ソースは、トマトケチャップとウスターソースに蜂蜜を入れた。パリパリに焼けておいしかった。 寒キャベツ

十数年前に、こんぴらさんのお祭りで買ったツツジが、玄関脇にあって、春の終わり頃にピンクの花をつける。いまは、雪の押しつけられながらも枝先に冬芽をつけている。 ツツジ

風の無い穏やかな日差しの午後、有島記念館へ川上りえ展を観にいってきた。万物の本質ををついての考察を投影したという鉄の作品は圧倒的だった。帰り道に見上げた羊蹄山は、ナイーブな姿を見せていた。 羊蹄山

家にこもりがちのこの頃だが、車のワイパーを冬仕様に交換するため販売会社に同乗した。待っている間にコーヒーのサービスがあり、ロビーに置かれた電気自動車を見たり、外の国道を走る車を眺めたりのひとときを過ごした。たまには、外でのコーヒータイムも…

京都大枝の富有柿が届いた。艶のある大きな葉が添えられてあった。柿が大好きな私には、うれしい贈りもので、雪見酒なら雪見柿としよう。 富有柿

隣の家との境に大きなトドマツがある。45年前の移住したときに植えたもので、降り続く雪に枝がしなだれている。近くのひらふスキー場では、パウダースノーを楽しんでいる人が多いようだ。 トドマツ

雪のくる前にと庭の小菊を摘んで卓上に置いた。ふうっといい香りが流れてくる。 小菊

鱗片の重なりが美しいゆり根を1片ずつ剥がして塩茹でしたものをマヨネーズで食べるのが好きだ。 ゆり根

湿った重たい雪が積もり、今も降り続き、前の木立が白くかすんで見える。キンカンの青い種を取り出し、そのまま食べた。皮に苦味があるけれどおいしい。「キンカン塗って又塗って」のCMソングが口をついて出てきた。 キンカン

降った雪もすっかり解けて小春日和の穏やかな日になる。先日、小川原脩記念美術館へ麓彩会展を観に行ってきた。ロービーに細工したローソクが置いてあり、買い求めた。花弁の重なりがきれいで、火を灯すのをためらう。 ローソク

雪のちらつく寒い日のなる。こんな日は、ストーブを背にして毛糸の編み棒を動かしているのがいい。外の景色に、時々目を休ませたりする。草木染めの毛を紡いだのがひとかせあったので、10年振りくらいに編んでみた。勝手に手が動いて靴下カバーを編み上げた…

ニセコ高校の生徒さんが作ったというサツマイモは、大きく育っている。昼食に手打ち蕎麦を したので、これをてんぷらにして食した。昨日の暴風雨は収まって、初冬の日差しがまぶしい。 サツマイモ

大ぶりのしっかりした津軽リンゴが届いた。「王林」「名月」とレッテルが貼ってあった。うすみどり色の表皮がうつくしく甘い香りがする。今日で3日間、雪が降り続いている。向かいのトドマツは重たい雪をどっさりと乗せ枝がしなっている。 津軽リンゴ

向かいの家の屋根は白くなり、うらの雑木林は、枝の先まで雪を置き景色がいっぺんに変わった。今も雪は降り続いている。これが根雪になるだろう。手間をかけた干し柿が自慢したくなるくらい上手に出来た。おいしいね!と食べている。 干し柿

台所の窓は北向きで、目の前の雑木林を見ながら食事支度をしている。日暮れの早いこの頃は、あかりをつけると暗い林からフユシャクが飛んできて窓ガラスにへばりつく。小さくて羽が透き通るように美しい蛾で、じっとして動かない。 フユシャク

夜中に雨の音を聞いたが、起きたときには止んでいた。暖かい朝で、帽子や手袋をつけずに尻別川まで歩いてきた。川は濁っていた。橋を渡った先の草地にヒメジョオンが咲いていた。雪の降った日もあり、霜の降りた日もあったのに、その強い生命力には驚く。 ヒ…

朝6時半の羊蹄山。強い霜が降りていた。 羊蹄山

一日おいて今日は、暖かくて青空が高い。紐で括った柿を外に干す。かなり実がほぐれ乾いてきたので、いい干し柿の仕上がりになるだろう。玄関にカボチャがある、ポタージュを作ることにしよう。 カボチャ

家のまわりは落ち葉で埋もれている。ミズナラやイタヤカエデにシラカバがほとんどで、これからは、カラマツの落葉がはじまる。濡れた葉の乾くのを待って掃くことにする。部屋の暖かさにカメムシが這い出してくる。原田マハ「黒い絵」を読み出す。文化の日。 …