Chieko'sニセコだより

羊蹄山麓に住む主婦。色鉛筆で描く気まゝな絵日記。

物置の隅で使い忘れたニンニクが芽と根を出していた。表の土が見えていたら植えられるのにと、まだ1メートルはある雪を眺めている。高橋睦郎の俳句に「小鳥来よ伸びしろのある晩年に」がある。自分に当てゝみて、もうないなあと思う。

 

 桃の節句で、小さなひな人形を飾った小川原脩記念美術館ではお茶席を設けていて、絵の鑑賞を兼ねて、ゆったりと薄茶をいただいた。スタッフの和服姿が素敵だった。隣に建つ風土館では、人形師竹原文楽雛人形を展示していて、その雅な姿に感動した。  

うす茶