1.3 正月の三日目は吹雪の一日となる。これまでゝ、一冬分の雪が降ったような感じがする。道路からの入口は、雪の壁が身長より高く積み上がった。「楽観的蜜柑と思索的林檎」神野紗希の俳句がある。私はどちらかなとテーブルのリンゴとミカンを眺めている。…
1.2 午前4時の中空には少し欠けた月があった。風もなく、しんと静まった白い光景をしばらく眺めていた。縁起のいい初夢「一富士二鷹三茄子」を見たいと思っていたが、見た夢はおぼろげで違っていた。村上春樹の本に「夢を見るために毎朝ぼくは目覚めるのです…
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